Naya Create を1ヶ月使ってみたのでレビュー
ロマン溢れるキーボード「Naya Create」を手に入れて1ヶ月使ってみたので感想をつらつらと書こうと思います。
3行まとめ
- 多機能であり、ロマンがある
- 高い・未成熟であり、現状では値段に見合うと感じる人は少ないのでは?
- 将来性を感じられるので今後に期待
Naya Create って何?

- 左右分割キーボード
- ロープロファイル
- テンティング可能
- Bluetooth(ワイヤレス) 対応
- ホットスワップ対応
- モジュール機構
- トラベルケース付きで持ち運びも簡単
- Naya Flow でキー配置などを自由にカスタマイズ可能
つまりロマンがあるキーボードです(?)
経緯
私は元々分割キーボードが好きで、今まで ErgoDox EZ(あれいつの間にかデザイン変わった?)、 Dygma Raise(2 になってる!!) を使っていました。
そんなこともあり分割キーボードに興味があったのですが、Twitter を眺めていたら CES 2023 に出展されている Naya Create の情報を見つけました。
元々 Dygma Raise などを使っていたときの不満に、マウス操作時に腕を動かさないといけないというのがありました。 トラックボールがついた Naya Create はそれを解決できる可能性があり、見た瞬間に「これ欲しい!」となりました。
なので Kickstarter で Naya Create の支援が始まった瞬間に支援するのを決めました。
値段
Kickstarter で支援が始まったのはいいのですが、値段は想像以上でした。
以下が最終的に支払った一覧です。
- Kickstarter(本体): €385(当時のレートを忘れちゃいましたが、 2025/08/21 時点だと¥66,273 らしい)
- Down payment for Naya Create: $10
- モジュールを買うときに割引してくれるやつだった気がする
- Sub modules: $128
- 本来は $228 だけど早期特典で $100 の Gift card があった
- 私は Track と Float モジュールを買いました
- Shipping Fee: ¥5,800
- 合計: ¥90,013($1 = ¥130 換算、当時レートはもうちょっと安いかも?)
流石にキーボード1個で安いスマホ1台買えるレベルだったので支援するのは躊躇しました。 最終的にお酒を飲んでノリで支援することでこの問題は解決しました。
まあ現在同じものを買おうとすると最低でも ¥135,400 っぽいので、得をしたと思うことにしておきます(本当か?)
届くまでの長い旅
元々 Kickstarter では 2024/3 に届くはずでした。 が、記憶だと支援してから半年くらいで早速「延期するよ!」みたいなメールが届きました。 それから順々と延期し、最終的に届いたのは 2025/7 で、当初の予定から約1年後でした。
ただ、2~3ヶ月に1回くらいの頻度で進捗のメールが届くのでそこまで本当に届くかヤキモキすることはありませんでした(Discard もありそこではさらに細かくアップデートを見れたっぽいですが、私は入っていませんでした)。
あと過去にお金を払ったプロジェクトが失踪したこともあったので、「2~3年くらいの延長ならクラウドファンディングでは普通か!」と思っていたのもあります。
ちなみに発送連絡から実際に届くまではめっちゃ早かったです(多分3~4日くらい)。 一応中国から送られてくるっぽいので距離的には(アメリカに比べて)近いですが、それにしても最近の物流はすごい。
使ってみた
なんやかんやありつつ無事に届いたので早速開封し、実際に使ってみました。
ロマンキーボードである Naya Create が(1年遅れで)届いた! pic.twitter.com/Ac6qnQq8AD
— k.yamamoto🐈 (@kymmt24) 2025年7月1日
ツイートの写真でキーボードの左側が明らかに何もついてませんが、実は買ったモジュールのうち Float の生産が遅れているらしく、後で送付するとのことでした。(当初は8月下旬予定だったけど、しれっと延期して9月以降になるらしい)
なので使用感は Naya Create + Track モジュールの構成になります。
いいところ
やはり分割キーボードはいい
肩が楽な気がします(多分気のせい)
テンティングできる
ぺったんこのままに比べて手首が自然な気がします(多分気のせい)
あんまり腕を動かさずにマウス操作ができる
トラックボールがキーボードにくっついているので、他と比べて距離が近いです。
ロマンがある
左右分割キーボードでモジュール式というだけでめっちゃロマンを感じる、とてもいい(?)
作りが丁寧(に感じた)
こういうものはよく作りが雑でぐらぐらしたりどこかしらに不備があるのが常ですが、 Naya Create は一般に販売されているものと遜色ない気がします。
まあ見た目に高級感は正直ありませんが、中身にしっかりお金かけている感じがするのでいいですね。
イマイチなところ
モジュールをくっつけないとワイヤレスにならない
Naya Create はモジュールを自由に入れ替えて使うことができます。 一方でモジュールにバッテリーその他が含まれているので、モジュールをくっつけないとせっかくのワイヤレス機能が正しく動きません。
上記の通り私が買ったモジュールのうち、 Float は生産が遅れているためまだ届いてなく、そのせいもあり実質有線 Only でしか使えてません。
今から買う人は大丈夫な気がしますが、もし最初からフルスペックで使いたい人は Float は避けたほうがいいかも?
キーボードを繋げるケーブルの線が微妙に短い
有線でしか使えないので左右に分かれているキーボードをケーブルで繋げて使っているのですが、そのケーブルが自分にとって微妙に短いです。 そのせいで微妙な位置にしか配置できずヤキモキしています。
Dygma Raise はキーボードとキーボードを繋げるケーブルを自由に外せます(↓の写真みたいな感じ)

なので自分で長い Type-C ケーブルを買って繋げることでキーボード間の距離を自由に調整できました。
Naya Create は全部のケーブルが一体となっているのでケーブルを変えることができず、キーボード間の距離を思いっきり空けることができません。
Dygma Raise を知っているだけに、そこは残念でした。 ただ片方がメスになっている延長 Type-C ケーブルも Amazon などで売られているので、それで延長することで解決できないか考えています。 また、そもそもワイヤレスになれば関係ないので Float 待ちなところでもあります。
一応書いておくと、おそらくほとんどの人にとっては十分な広さには広がるとは思います。
キーボードの軸が合わない
これは完全に自分が悪いのですが、届いたキーボードの軸が絶望的なまでに自分にあってなかったです。
Kickstarter のときは早期割引の在庫数がどんどん減っていることもあり、よく見ずに急いで注文したのですが、その結果届いたキーボードの軸が赤色でした。
ErgoDox EZ の頃に赤軸を使っていたのですが、押したときの感触が違和感ありすぎてキーボードを使いたくない気持ちが芽生えるほどでした。
今回意図せずまた赤軸を使うことになったのですが、違和感は変わらずダメダメでした。 ただ Naya Create はホットスワップに対応しているので、軸を取り替えることができます。 なので我慢できず茶軸を買い直すことにしました。
なおホットスワップ対応ですが、キーボード自体ちょっと特殊でそこいら辺に売っているスイッチが使えるかわからなかったので Naya 公式サイトで注文しました。送料等を含めると追加で1万円の出費でしたが、7月に注文してまだ届いてません。気長に待ってます。
皆さんも買うときは軸に注意しましょう。 遊舎工房 とかではスイッチの押した感触を無料で試せるので、行ける方は死ぬほど叩いて自分に合う軸を見つけるといいと思います。 なお軸にはいろんな種類がありますが Naya Create 公式では選べる軸は赤・茶・青です。 レアな軸を叩きまくってそれに慣れちゃうと悲しみに包まれるので気をつけましょう。
ソフトウェアがまだまだ発展途中
Naya Create にはキーの配置を自由にカスタマイズできる Naya Flow というソフトウェアがあります。

公式サイトの画像では上の通りですが、現在リリースされている v1.6.10 は以下の見た目です。

見てわかる通り、公式サイトよりちょっとシンプルです。 Double Tap とかがないのはいいのですが、現状ではモジュールのカスタマイズが一切できません。 そして Track モジュールのトラックボールは感度が結構高いため、私ではうまく使いこなせません。 マウスポインタの移動量自体は macOS 側で調整できますがスクロールは如何ともしがたく、ちょっとトラックボールを回すだけで Web サイトの一番下まで吹っ飛んでいきます。
Naya Flow 側で調整できると嬉しいですが、現状できないので結局細かい操作は Apple のトラックパッドを使っています。
ちなみにサポートに聞いてみたところ、
The current version of the Naya Flow does not have sensitivity settings for the trackball, but this is a feature that we are looking to implement soon.
現在のバージョンの Naya Flow にはトラックボールの感度設定がありませんが、これは近々実装する予定の機能です。
とのことだったので期待しています(聞いたのは7/14日付近だったので soon とは・・・?)
総評
イマイチなところが圧倒的に長くなってしまった通り、現状の個人的な評価は10万弱の値段に見合うとは言えないのが正直なところです。
ただイマイチなところはほぼ全て今後改善の見込みがあり、フルスペックになったらかなり使い勝手が変わると思っています。 まあそれでも10万に見合うかは微妙なところですが、そもそもこのキーボード自体 Naya の初プロダクト(たぶん)であり、今支援することで今後第2、第3世代のもっと安くもっと高機能でもっとロマンのある Naya Create が出れば私も嬉しいので、後悔はしていません。
まとめ
Naya Create を1ヶ月使ってみたレビューでした。
正直これをみて Naya Create を買う人がいるとは思えませんが、値段が値段なので正直に書きました。 ただ上記でも書いた通りまだまだ進化途中であり、完全体が楽しみなプロダクトでもあります。
私も今後も Naya Create を使っていきアップデートがあったらこの記事を更新しようと思うので今後を楽しみにしましょう!